ママさんダンプ(スノーダンプ)とは?

雪国では当たり前の雪掻き道具なのですが、雪掻きとは無縁の地域にお住まいの方は知らないのかも・・・。
ママさんダンプは、別名スノーダンプとも呼びます。

厳密には、プラスチック製のものを「ママさんダンプ」 鉄製、アルミ製のものを「スノーダンプ」と呼びます。
※「ママさんダンプ」は新潟県のニラサワ製販の登録商標です。

ママさんダンプスノーダンプ

ママさんダンプはスコップとは違い、雪を積んだあとに地面を滑らせるように運ぶため、一度に多くの雪を大きな力をかけずに運ぶことが出来るのが特徴です。

積雪量の多い地域の場合、一家に1台以上を所有し、雪の量に適したサイズ、形状を用意している家庭も多く、冬になると玄関先に色とりどりのママさんダンプが並べてあるのは、よく見る光景です。

ママさんダンプ(スノーダンプ)と呼ばれる由来

雪国に住み、当たり前のようにママさんダンプを使用している人でも、由来について知っている人は少ないのではないでしょうか?

新潟県では男性が冬季に出稼ぎで不在なことが多く、除雪は女性の仕事だった。そのような女性の労力を軽減するために、軽量素材を使用し、女性の体格に合う柄の長さにするなど、女性が使いやすい商品として開発を行った。「ママでもダンプカーのように雪が運べる」ことにちなんで、この名称が付けられた。
引用 – Wikipedia

新潟県というのは、開発をした会社が新潟県にあったからですね。

そのままの意味といえばそれまでですが、当時の新潟県の男性出稼ぎが多かったことや、もともとは女性のために開発されていたということ、私も普段使用していますが、知らなかったです。
ママさんダンプの由来を詳しく知りたい方はこちらの記事へ

ママさんダンプを使用する女性

ママさんダンプ(スノーダンプ)はさっぽろ雪まつりでも大活躍

2017年2月12日、264万人もの来場があったさっぽろゆきまつりが、惜しまれながらも終了しました。
皆さん札幌の寒空のもと、日数をかけて作成した雪像が、大型重機によってあっという間に壊されていく様は、これはこれで見応えがあり、ニュースにも取り上げられます。
時間のある方は、雪像を壊すところも一度ご覧いただいても損はないと思います。

さて、本題です。
実はみんな大好きママさんダンプは、さっぽろ雪まつりの公式貸出し用具となっているんです。
それだけ「さっぽろ雪まつり実行委員会」さんが、ママさんダンプの実用性を認めているということですね。
※「さっぽろ雪まつり 市民雪像制作ガイド」7項に記載
ただ、記載が「スノーダンプ」となっていることがちょっぴり残念…

こちら実際の雪まつり会場、市民雪像の製作中の一枚。
ばっちり写ってますねーママさんダンプ!私が見た限り3台写っています。
「え?2台じゃない?」と思った方はよーく写真を見てくださいね。

ママさんダンプ(スノーダンプ)の歴史、起源

今や雪国で知らない人はいないであろう「ママさんダンプ」
その歴史と起源について調査しました。

本サイトでも書きましたが、新潟県がママさんダンプの名前の由来の地として紹介しましたが、実は北海道が起源という説もあるようです。

〇北海道起源説
北海道開拓記念館によれば、スノーダンプの原型は、昭和20年代(後半とも言われる)、積雪の多い空知地方を中心に旧国鉄保線区の除雪に使われていた木製押し道具だったとされる。
この器具は、農具の箕(み)に似ていることから「雪箕(ゆきみ)」と呼ばれていた。
引用 – http://walk-about.jugem.jp/?eid=302

既にご存知、想像できている方も多いと思いますが、
農具の「箕」と言えばこちら・・・

ふむふむ。
この『箕』に持ち手をつけた形が「雪箕(ゆきみ)」と呼ばれていたのですね。

ちなみに、『箕』をwikipedia先生で確認したところ・・・

箕(み)は、脱穀などで不要な小片を吹き飛ばすことを主目的として作られる平坦なバスケット形状の選別用農具(農作業で使う手作業用具)であり、民具。機械式の脱穀用具と区別して手箕(てみ)とも言う。英語では「脱穀用バスケット」との意味で “winnowing basket” と言う。
引用 – https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AE%95

上記のwikipedia引用文の中に、とても良いフレーズがありました。
【不要な小片を吹き飛ばすことを主目的として・・・】

ここにママさんダンプの歴史、ルーツを感じました。(笑

こちら、実際の箕の使い方です。
この作業、箕ですくったものを箕の外に吹き飛ばす形が、ママさんダンプを使った除雪作業になります。

ママさんダンプ(スノーダンプ)の歴史、起源をもっと詳しく知りたい方はこちら

今回、ママさんダンプの歴史を調査していて、ふと思ったのですが、
この『箕』って海外にもありますよね?

たとえばこんな感じで


引用 – http://www.wikiwand.com/ja/%E7%AE%95

こちら、1848年出展作、ジャン=フランソワ・ミレー作の『箕(み)をふるう人』という油彩画です。
ジャン=フランソワ・ミレーと言えば、『落穂拾い』で有名なフランスの画家です。
油彩画として『箕』が描かれているという事は、この時代のフランスでも箕は農具として使用されていたということになります。
という事は、フランスも箕から発展してママさんダンプ(恐らくスノーダンプと呼ばれている)が流通しているのでは?
と思ったのです。

早速検索!

検索したキーワードは・・・

『フランス ママさんダンプ』
『フランス スノーダンプ』
『フランス 除雪』

結果・・・

それらしい検索結果なし!(悲
この検索で、それらしい写真を見つけられれば、【箕が使われていた→雪が降る地域→ママさんダンプ(スノーダンプ)が使われている】という仮説が検証できるかもと思ったのですが・・・。

フランスに行ってみるしかないのか。。。
※情報が入り次第、更新いたします。

最新のママさんダンプ(スノーダンプ)研究

さきにご紹介した、ママさんダンプの歴史と起源
木製のママさんダンプが登場したのが昭和34年とすると、今は平成29年・・・。
約60年の歳月がたった今も、研究、改良が進められていました。

なんと、札幌市立大学さんが研究と改良を行い、2014年に開催された、札幌モーターショーに最新のママさんダンプ(スノーダンプ)を出展していたようです!
しかもそれは「電動」なのです。(カッコイイ・・・
失礼ながら、研究と改良内容を簡単にご説明すると・・・

●底面が傷んでしまい、2~3年で使えなくなってしまう問題
●腰への負担を軽減するための軽量化

これらに注目し、最新のママさんダンプを作り上げたようです。

⇒札幌私立大学様が公開してくれている研究資料

一部抜粋↓

 本研究の目的は,積雪地域の,おもに女性や高齢者を対象として,上記の①,②に焦点を当てたスノーダンプの改良研究および制作,検証である.
引用 – https://www.jstage.jst.go.jp/article/jssd/60/0/60_139/_pdf

まさに、ママさんダンプが生まれたきっかけと同じですね。

この、改良された最新のスノーダンプ(写真を載せられないのが残念)、20代から60代の男女8名によって、使い心地を体験・評価してもらったようです。
評価結果として、参加者全員から「従来型より、腰への負担が少ない」と評価されたようですが、大きさや重量が増したことで、保管場所に関する評価があまり良くなかったようです。
今後は重量とコスト面を考え、更なる改良と研究を継続してくれるとのことですので、近々、改良された「新・ママさんダンプ」が登場するかもしれませんね!

一方、最近では家庭用除雪機などが登場し、力をかける必要がなく、体(主に腰)への負担をかけずに除雪を行なう家庭が増えている一方、除雪機に関連する事故も増えております。

国民生活センターによりますと、家庭用の除雪機に巻き込まれたりひかれたりする事故は、平成21年9月から24年11月までの3年余りで36件に上り、このうち8件が死亡事故、9件が重傷事故でした。
引用 – https://www.nhk.or.jp/seikatsu-blog/800/142162.html

さらに、国民生活センターのサイトでは、「除雪機の使い方に注意」として、マネキンを使って、除雪機の危険性を紹介しております。
⇒動画はこちらから

家庭用の除雪機がダメ!なんて言うつもりは全くありません。
正しい使い方をする事で、とても便利で良いものだと思います。(私も所有しております。)

ママさんダンプの手軽さと安全性、家庭用除雪機のパワーと機能性。
丁度中間くらいの新しい除雪機が、除雪の常識を変えてくれるような気がする・・・。

ママさんダンプの価格と相場

価格に関してamazonで調べたところ、一般的な除雪に使えそうなスコップの場合は、1,600円~購入が可能なようですが、ママさんダンプの場合は2,500円~と若干金額が上がります。
amazonや楽天などの通販サイトで「ママさんダンプ」「スノーダンプ」で商品検索をすると、色々な商品が出てきます。
サイズや材質、値段もさまざまで、特に気になった商品をご紹介します。

エントリーNo1

伸和(SHINWA) タフマンダンプ(特大) レッド (R)

※画像クリックでamazon商品ページになります。

  • 伸和(SHINWA) タフマンダンプ(特大) レッド (R)
  • 価格:¥4,978
  • 評価:★★★☆☆
  • ザ・ママさんダンプ!まずはノーマルなものをご紹介・・・と思ったのですが、よく見ると名前が「タフマンダンプ」。
    一見ママさんダンプに見えてしまうのは私だけでしょうか?
    こちらは日本で作られており、材質もポリカーボネイトを使用しているため、衝撃に強く、長く使用出来そうです。

エントリーNo2

[BE COME]折りたたみ式 スノーダンプ

※画像クリックでamazon商品ページになります。

  • [BE COME]折りたたみ式 スノーダンプ
  • 価格:¥5,980 ⇒SALE ¥2,980
  • 評価:★★★★☆
  • この商品はママさんダンプの弱点「収納」を改善しています。
    持ち手の部分がパタンと畳むことが可能なため、物置やガレージのちょっとしたスペースにもしまうことが出来ます。
    折りたたむ際も、ロックを外しピンの抜き差しするだけなので、手間もかかりません。

エントリーNo3

スノーウルフ 車輪付きスノーショベル

価格と相場 ママさんダンプ
参考-http://www.bottlepets.jp/?p=12657
  • スノーウルフ 車輪付きスノーショベル
  • 価格:¥49,980
  • 評価:?????
  • あっという的な存在感です。
    これで除雪をすれば注目度No1間違いなし!
    普通のママさんダンプ(スノーダンプ)を使うよりも、背中や腰への負担がかなり軽くなるようです!
    じつはこちらのページで、実際に除雪に使っている動画が見られます。
    評価は未知数ということで・・・。

ママさんダンプのイメージカラーと豊富な種類

古くから存在している物って、ある程度定着した定番のカラーってありますよね?

ランドセルといえば、赤・黒

トイレといえば、白

フェラーリといえば、赤

こんな具合に、もちろん個人差はあると思いますが、ある程度その”物”についた(つけられた)イメージカラーってありますよね?

じゃあ・・・

『ママさんダンプのイメージカラーと言えば?』

赤?
黄色?
個人的にはこの2つが大多数を占めると勝手に思っています。

正直、私個人としては間違いなく赤!!

Googleの画像検索でもほら!(必死

ママさんダンプ検索結果

・・・ほ、ほら。赤多めですよね?
なので!なぜ赤いイメージがついているのか?色々調べてみました!

っが!

色々検索しても、それらしい情報が出てこない。
そこで、私が思う、ママさんダンプが「」な理由を勝手にまとめてみました。

①目立つから

単純に目立つといっても、いろんな効果が期待出来ます。

・走行中の車から視認されやすい。
・歩行中の人から視認されやすい。
・雪に埋もれたときに見つけやすい。
・玄関先に置くと差し色になってかっこいい。

メインはやはり「安全性」でしょう。
特に、たくさん雪が降る、吹雪く地域の場合、世界(視界)が真っ白で何も見えなくなることが多々あります。
そんな時に除雪をしている人のママさんダンプがもし「白」だったら・・・。
同化して何も見えなくなりますね。
それで赤にしたんじゃないでしょうか。

②女性をイメージしている

こちらは、ママさんダンプ誕生の歴史と由来に関連している(させている)のですが、当時「女性でも扱える」をコンセプトに作られたママさんダンプ。
現在でこそ、そんなイメージはほとんどありませんが、男性=青、女性=赤(トイレのイメージ)ということから、ママさんダンプも赤で作られたのではないでしょうか。

あくまでも個人的な『憶測・想像・妄想』に過ぎません。
メーカーさんに問合せたら明確な回答がもらえるのかな。

わかりましたら、直ぐにお知らせ致しますね♪

ちなみに除雪機は・・・

ママさんダンプの先輩(?)
除雪機をGoogleで画像検索すると・・・

赤ーーーーーーっ!!(青が1台無ければ・・・)
これはやはり、ママさんダンプの赤からきているのでしょうか。(だったら何だか嬉しい)
簡単なママさんダンプの色の検証を行なってみました。

海外の積雪、除雪事情

果たして、ママさんダンプ・スノーダンプは使われているのか?

と、調べ始めてみたものの・・・
あまり、外国の除雪事情について調べている。または発信しているサイト、ブログが少ない!

バリバリの日本人、海外旅行経験1回の筆者にとっては、インターネットが情報収集の唯一と
いっても良い手段なのだ。

でも0ではない。
なんとか見つけた情報をご紹介します。

まずは、派手なところから。

これはカナダの除雪車両
雪の舞い上がり方が凄いですね。
日本はこんなに派手に除雪しないですね。(してるのかな。)
日本でこんなことしたら、周辺住民から苦情が出そうです。

カナダは11月から4月にかけて、積雪状態になっているようで、北海道や東北に近い環境。
ただ、カナダの凄いところは、除雪に関して条例があるらしい。

雪かきに関する条例もあり、除雪トラックの作業の妨げになるような道路わきの放置駐車は禁止されている。また、一軒家やアパートのオーナーは、家の前の歩道の雪や氷を除去することが義務づけられ、もし雪が積もってから12時間以内に除雪しないと、105ドルの罰金だ。シャベルを使う雪かきは結構きつい労働なので、ぎっくり腰になったり、ひどい時は心臓マヒという話もよく聞く。そこで、お年寄りは近所のティーンエージャーに雪かきアルバイトを頼むことが多い。
引用 – http://www.e384.com/imadoki/04canada/canada_05.html

なんてこった。
日本でも、「路上駐車は除雪車の邪魔になるからダメー」とか「道路に雪すてるのだめー」とかあるけど、
12時間以内に除雪しないと罰金ー」ということはない!

これは、ママさんダンプ・スノーダンプ絶対使ってるよ。
・・・と、思ったんですが。カナダの人が使っているような画像なし!!!

スノーブローワーという、日本で言う「除雪機」を使うことが多いようです。
あぁ。
外国の人がママさんダンプ・スノーダンプで「スゥー」ってやってるのが見たい。

他にも、ロシアの除雪事情も少しだけ調べましたよ♪

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