ママさんダンプの歴史と起源に迫る
ママさんダンプに関する情報を、ウェブサイトやSNS、さまざまなところで調査を行ううちに、ひとつの重要な情報をキャッチしました。
その情報とは・・・
『北海道博物館に、ママさんダンプの起源と呼ばれる道具がある』
という情報。
さっそく行ってまいりましたので、調査結果を写真とともに書いていきます。
目次
北海道博物館にいってきた
北海道博物館は札幌市厚別区厚別町にあります。
2015年4月に、北海道開拓記念館(1971開館)と道立アイヌ民族文化研究センター(1974年開所)という2つの施設を統合して新設された施設のため、博物館の外観や館内はとてもキレイで快適に過ごすことが出来ます。
展示内容としては、もともとあった北海道開拓記念館と道立アイヌ民族文化研究センターを受け継いだ形で、北海道の「過去」「現在」「未来」をテーマにした展示物や、アイヌ文化に関する展示物があり、2階建てのフロアを順に回ることで、歴史に沿って見学することになるため、ストレスなく見て回ることが出来ました。
■北海道博物館外観
北海道博物館公式サイトはこちらから
北海道博物館ですが、そもそもママさんダンプの歴史や起源にしか興味がなかったので、ほとんど博物館として期待はしていなかったのですが、とても良かったです!
本来はママさんダンプの情報だけ見て帰ろうと思っていたのですが、しっかりと他のところも見学してきちゃいました。(笑
そして、あまりに見学に夢中になってしまい・・・ほとんど写真取れていません。(悲
少しでも興味がありましたら、是非足を運んでみることをオススメします♪
北海道博物館に行かれる際は、少しだけ人里を離れたところにあるため、個人的には車をおすすめします。
駐車場は無料で大容量のスペースがあるので、「混んでて停められない・・・」なんて事はまずないです。
公共交通機関の場合は、地下鉄とバスを乗り継ぐ必要があります。
ただ、バスの停留所が博物館の目の前にありますので、車がない方でも簡単にいくことが出来ます。
詳しい行き方は北海道博物館ホームページ(交通案内)をご確認下さい。
ママさんダンプの歴史と起源(本題)
それでは皆さんお待ちかね。
ママさんダンプの起源となったものを公開いたします。
どやぁ。
なんとこちらは1959(昭和25年)に製作され、北海道の岩見沢市、岩見沢駅構内の除雪に実際に使われていたものだそうです!
今から約58年前に使われていたものが、今もキレイな状態で残っているなんて、ロマンがありますね。
写真ではわかりにくいかも知れませんが、この雪押し、現在一般的に使われているママさんダンプよりも少し大きめです。
サイズが大きい分、多くの雪を乗せることが出来るのですが、現在のママさんダンプと違い底面が湾曲していないため、雪を運ぶ際の労力も大きかったんじゃないかと思います。
■昭和30年代 雪押しを使った除雪風景 -戸松定吉さん撮影
本当に使われていますよねー
また、すごく小さくですが、この雪押しがどのような過程で発展したのかを推定したイラストも書かれていました。
■雪押しの発展過程(推定)
トップページの「ママさんダンプの歴史、起源」でも簡単にご紹介していますが、まさに農耕具の『箕(み)』に持ち手をつけた形から発展したと考えられているようですね。
その他、博物館の説明によりますと・・・
『大量の雪を手押しすることで比較的容易に除雪出来る道具「雪押し」として考案された。その後、昭和30年代以降には、各地の鉄工所で鉄板と木板を組み合わせ独自の形が製作販売され、家庭にも普及した。』
との事でした。
この雪押しが、後に利便性の向上と、女性向けへの改良が行なわれ、現在のママさんダンプ誕生に至った。
ということでしょうね。
まさかママさんダンプの起源が1959年にあるとは思ってもいませんでした。
この記事を読んでくださった方へ。
是非一度北海道博物館へ行ってみてください。
雪押し以外にも、北海道の歴史に関するたくさんの展示品があり、見ごたえ十分です!
一人で歴史を学びに行くも良し。
デートで行くのも良し。
家族で遊びに行くのも良し。
小さなこどもも退屈しないような仕掛け(?)もありましたよ!←写真を撮っておらず本当にすみません。
・・・この先は、ご自身の目で確かめてください!!(笑
魅力がたくさん「北海道博物館」※2017/6/14追記
じつは、ここまでの記事を書いているうちに、北海道博物館をもっとじっくり堪能すれば良かったと、後悔する気持ちが・・・。
正直、ママさんダンプの起源を紹介するだけではもったいない位、色々な展示があったんです!!
・・・という訳で、また行ってきちゃいました北海道博物館!!
ここからは、番外編として、北海道博物館の魅力をご紹介したいと思います!
今回は、展示の内容を全て全部見る!小さい文字とかも全部!と心に決め、 今年2回目の北海道博物館だが、やはり建物の迫力が素晴らしい。 入館すると、広いエントランス(?)が広がり、チケットカウンターがある。 こちらは、総合展示室入ってすぐ。 北海道博物館は、総合展示を5つの大きなテーマにわけ、展示しています。 プロローグ 北と南の出会い ←今ココ 順番に展示見ていくと、だんだん現代に近づいていきます。 第1テーマ「北海道120万年物語」では、ナウマンゾウや、みんな大好きマンモスゾウに関する展示や、 個人的に、北海道博物館の凄いところは、展示一つ一つの引き付ける力と、快適に展示を見ることの出来る環境と雰囲気作りだと思います。 ・・・つづく。 ※2017/6/22追記 はてさて、 今回2度目の北海道博物館では写真をたくさんとってきたので、展示物の全てをご紹介! ・・・なんて思ったのですが、撮影した写真をPCに取り込んだところ、何やら様子がおかしい。 北海道博物館展示2章以降の写真が・・・ そうです。なんだか小さい!!!! はぁショック。 なので、ポツポツと小さい写真でのご紹介となりますが、ご勘弁を。 そして、雰囲気だけ掴んでいただき、実際に行って感動してきてください!! 2章からは、北海道らしさが出てきます。
1枚目すごいでしょ~ 3枚目も模型なのですが、作りが細かくとても綺麗につくられてました。 さて、ここで突然問題。 この3枚の写真はすべて「アイヌ民族」に関連するものたちです。 3択問題です! ①アイヌ民族全員の名前が書かれている名簿
正解は・・・
どぅるるるるるるるるる←いらない? じゃん!②番です!! そうなんです! 残念ながら中身までは見れませんでした。 が、館内にはスタッフがチラホラいますので、聞いてみると色々教えてくれそうでした。 ・・・私はコミュ障なので、話しかけられず。 次回は、1台280円の音声ガイドを借りてみようと思ってます! ・・・つづく。 ※2017/6/28追記 小さい写真でお送りしております、「北海道博物館を素人がレポートする」企画ですが、← ここで、一気に飛びます! 北海道博物館の2階へと行ってみましょう♪(め、めんどくさくなったとかじゃないんだからね) 2階へは階段、エスカレーター、エレベーターで移動します。 筆者はもちろん!運動がてら階段で!・・・・はなく、 楽々エスカレーターで2階へ♪ エスカレーターでゆっくりと2階に上がると・・・ ございました! とても大きな北海道の絵があなたをお出迎えしてくれます。 いよいよママさんダンプ、スノーダンプの起源の展示が近づいております。 3章からは、北海道の漁業・農業・工業の歴史が紹介と、当時の暮らしの様子がわかるようになっています。 写真撮影が下手で申し訳ないですが、こちらの展示は迫力が凄いんです。 ね!大きいでしょ?迫力あるでしょ? こちらの迫力のある展示をぐるっと回る形で、漁業の展示があり、その先に行くと・・・ わかりますか? 他にも写っているのは、ストーブですね。
[ TEL ]
日曜のお昼12時頃に入館!←朝一ではない。
駐車場、もしくはバス停から館の入り口までの少しの距離を歩いていると、だんだんと近づいてくる
迫力のある建物に、トリハダがたってしまうのは私だけではないと思う。
チケットカウンターの横から、総合展示室へと入場する形。
いきなりきます。
入り口で心を掴まれます。
しかもふきぬけです。←
第1テーマ 北海道120万年物語
第2テーマ アイヌ文化の世界
第3テーマ 北海道らしさの秘密
第4テーマ わたしたちの時代へ
第5テーマ 生き物たちの北海道
本当ならば、展示の内容を全てご紹介し、私なりの見解をずらずらとご紹介していきたい
ところなのですが、私の素人写真と素人文章のせいで、北海道博物館様の印象が悪くなっては
大変なので、キレイに撮れた写真(ほんのわずか)と、ママさんダンプ・スノーダンプに関連するような
雪や除雪に関するところをご紹介するにとどめたいと思います。
約3,500年程前からの”地層”などから始まり、小樽市の手宮洞窟で発見されたという岩面刻画(がんめんこくが)という謎に包まれたもの・・・。
(何が謎かって・・・岩に絵を書くという文化がない中で、なぜ岩に絵が書かれているのか、ということが謎なわけで・・・詳しくは実際に行って見てください。)
北海道が蝦夷(エゾ)と呼ばれていた時代の暮らし・生活から、蝦夷地から北海道になるまでを、たくさんの資料と展示で学ぶことが出来ます。
普段だと、文字を読んだり資料に目を通すのが苦手な私・・・(この記事を文章力を読んだかたなら薄々は・・・。)
だけども、北海道博物館の説明文とかは、しっかり読めちゃうんだなーこれが。
もとが小さいと、大きく表示させようとするとガサガサになっちゃうんですよね。
・・・そういう意味では、小さい写真でもありかも。
天井に届くんじゃないかという高さがあって、迫力満点ですよね?
外国からのお客様も、立派なカメラで何枚も写真に収めていました。
・・・きっと高画質で大きいサイズの写真が取れてるんだろうなぁ。うぅ
2枚目の写真はいったいなんでしょうか?
2枚目の写真をよーくみると(小さいけど)ヒントが書いてあります。
②アイヌ民族の給料が書かれている帳簿
③アイヌ民族の歴史が書かれている本
これの中には当時のアイヌ民族の方達のお給料が書かれているようです。
エレベーターがあることで、車椅子や年配の方でも全ての展示を見ることが出来るようになっています。
さすがです。北海道博物館さん。
3章テーマ「北海道らしさの秘密」!!
(写真は既に別ページでご紹介しております。)
北海道博物館様の公式サイトに雰囲気がわかる動画がありました。
※動画25秒あたり
実際に見るともっと凄かったんですけどね。
この小さな写真の中に、ママさんダンプ、スノーダンプの起源になっているであろうものが
写っています。
皆さんのお家にもあったものがあったりしませんか?
▼北海道博物館
011-898-0466
(総合案内)
011-898-0456
[ 休館日 ]
毎週月曜日(祝日・振替休日の場合は直後の平日)、年末年始(12/29~1/3)、ほか臨時休館あり
※2017(平成29)年度の臨時休館は12/14(木)・15(金)
[ 観覧時間 ]
9:30~17:00(5〜9月)
9:30~16:30(10〜4月)
※入館は閉館の30分前まで
引用 – http://www.hm.pref.hokkaido.lg.jp/